水産業

目次

水産業の基幹システム導入・刷新事例

受注業務のDX化で売上1.5倍増に成功した事例

全国の漁港を対象に新鮮な魚介類を入荷し、飲食店などに卸している株式会社豊洲漁商産直市場。同市場では、受注業務を電話・FAXだけで対応していましたが、業務効率の悪さが課題でした。また、「業務のDX化を進めないと将来的に経営が難しくなる」という思いもあり、基幹システムの導入を決意しました。

基幹システムの導入とともにECサイトの開設も行ったことで、客単価は1.2倍増加、全体的な売上規模も1.5倍の増加に成功しています。

参照元:コマースピック|豊洲漁商産直市場のデジタル変革!電話・FAX受注からEC立ち上げによる水産業のDX(https://www.commercepick.com/archives/52448)

在庫と原価の即時把握を実現した事例

1992年の創業以来、33年にわたって冷凍マグロ・カツオの加工を行っている会社での事例です。短期間で支払いサイクルが回っている水産業において、在庫・原価をリアルタイムで把握したいという要望から、基幹システムを導入しました。

導入したシステムは水産業専用ではなかったため、基本機能をベースにカスタマイズで必要な機能を追加。また、定期的なアップデートを行うことで、発注書の作成・在庫・原価の即時的な把握などの業務効率向上に成功しています。

参照元:スーパーカクテルCore FOODs|水産業の原価・在庫把握 事業拡大にスパカク導入(https://food.uchida-it.co.jp/solution/case/otsubo-suisan/)

業務効率の向上に成功した事例

海老を中心に約300種類の魚介類を扱う老舗仲卸・三栄水産での事例です。同社では現存システムを20年以上使用しており、サポート体制の不安やシステムの老朽化を背景として、新たな基幹システムの導入を決定しました。

導入後は、これまでよりも販売単位の変更や顧客対応がスムーズになり、月末作業の効率も向上。資料印刷や倉庫スペースの削減を実現したうえ、直感的な操作ができる利便性により、業務の属人化の防止にも成功しています。

参照元:アラジンオフィス|食品業界システム導入事例(https://aladdin-office.com/case/food/saneisuisan/)

「2025年の壁」克服へ基幹システム基盤を刷新した事例

日本水産(ニッスイ)は、水産事業や食品事業をグローバルに展開する大手企業です。同社では基幹システム基盤の老朽化により「2025年の崖」に直面。柔軟性や拡張性の不足からパフォーマンス低下が常態化し、運用負荷の増大やDX推進の足かせとなっていました。また、災害時の事業継続性(DR)にも不安を抱えていました。

そこでDell TechnologiesのHCI(ハイパーコンバージドインフラ)などを採用し、基盤を刷新。将来的なクラウド活用も見据えた柔軟な環境を実現し、運用負荷を軽減しました。さらにネットワーク仮想化などによりDR対策も強化され、DXを加速させる土台が整いました。

参照元:Dell Technologies|【基幹システム刷新事例】「2025年の壁」を乗り越え、新ステージへ(https://www.dell.com/ja-jp/dt/case-studies-customer-stories/nissui.htm)

基幹システムとは?

基幹システムは、販売・在庫・生産・財務など、企業の経営に関するほとんどの業務を管理できるシステムです。システム内で情報を一元管理できるため、生産性の向上が期待できます。

社内の業務の円滑化が期待できる業務システムや社内外のコミュニケーションの円滑化が期待できる情報システムよりも、対応できる業務範囲が広い点がポイントです。そのため、企業全体の業務を最適化し、迅速な意思決定や正確な経営管理に役立つでしょう。

基幹システムの機能

財務管理機能

企業の収入・支出、予算編成、決算業務などのプロセスを一元管理できる機能です。財務状況をリアルタイムでチェックが可能となり、経理業務も行いやすくなるでしょう。経営者や管理部門においては、スピーディーかつ適切な経営判断がしやすくなる点がメリット。

そのほか現金の流れを細かく把握し、余計なコストの削減・資金繰りの改善などが可能です。また、人為的なミスを引き起こしやすい会計処理や法令遵守に関わる作業も自動化できるため、業務の効率化を行うこともできるでしょう。

販売・顧客管理機能

基幹システムのメインとなる機能の1つで、受注から出荷・請求・入金といった業務全般の管理を担います。顧客に関する詳細データをまとめて管理できるため、顧客ニーズに合わせた営業活動や正確な売上把握が可能となるでしょう。

また、販売管理においては、取引単位がキロや尾数、箱単位などさまざまなため、複数の単位設定に対応している基幹システムなら、正確な受注・出荷ができるようになります。

人事管理機能

水産業では、漁師・加工スタッフ・物流担当者などさまざまな職種の従業員が関わるため、人事管理機能は幅広い労務管理の効率を上げるのに適しています。勤怠管理においては、漁の時期や天候に合わせてシフト調整や変動勤務が必要なため、柔軟な勤務時間設定や休暇管理ができるようになるのはうれしいポイントです。

また、給与計算に関しては、季節変動の影響を受けやすい収入構造や歩合制の賃金体系にも対応できます。

基幹システムのメリット

作業負担の軽減ができる

水産業では、漁獲・加工・流通といった多くの業務プロセスが存在します。複雑な業務工程でも基幹システムを導入すれば、受注・出荷・在庫管理などの各業務を一元管理し、シームレスに連携させられるでしょう。これにより、これまで手作業で行っていたデータ入力や集計作業にかかる負担が軽減できます。

また、漁獲量や出荷状況をリアルタイムで把握できるため、適切な在庫管理による欠品・過剰在庫のリスクも回避できるでしょう。

経営戦略の精度向上

基幹システムによってデータを一元化できれば、これまで蓄積してきた全ての業務データに基づいた正確性の高い分析ができます。これにより、売上動向や原材料の調達状況なども簡単に把握でき、精度の高い経営戦略を立てられるでしょう。

さらに、統計データを活用した将来予測も可能となり、資源管理や仕入れ計画の最適化に役立ちます。コストの削減や安定的な収益確保を目指せるため、企業の持続的成長が期待できます。

コンプライアンス強化によるリスクの低減

水産業では労働安全衛生・漁業法・食品衛生法など、さまざまな法規制を遵守しながら業務を遂行する必要があります。基幹システムには、法令順守への支援機能が備わっているのが特徴です。勤怠管理の自動化や労務管理の適正化、製品のトレーサビリティの確保をシステムで賄えれば、法的リスクの低減はもちろん、万が一トラブルが発生した場合でもスピーディーな原因特定と対処が可能です。

水産業におすすめの基幹管理システム会社を紹介

Google検索で「水産業 基幹システム開発」と検索し、公式サイトが表示された上位3社を掲載しています。(2026年3月16日時点)

【PR】ULSコンサルティング株式会社

ULSコンサルティング
引用元:ULSコンサルティング公式HP
https://www.ulsconsulting.co.jp

ULSコンサルティングは、デジタル戦略からシステム変革、プロジェクト推進まで、企業のIT課題を総合的に支援するコンサルティング企業です。業務プロセスとシステムへの深い理解を強みに、経営戦略と連動した全体最適化プランを独立・中立の立場で策定します。

特徴は、提案にとどまらず実行フェーズまで一貫してコミットする姿勢です。徹底した現状分析と大胆な仮説立案により、守るべき強みを活かしながら変革を推進。金融・製造・建設・流通など幅広い業界での実績を通じて獲得した知見を、独自のフレームワークとして体系化し、成果の出せるプランの実現に活かしています。

株式会社アイエンター

株式会社アイエンター画像
引用元HP:株式会社アイエンター公式HP
https://www.i-enter.co.jp/

2004年に設立されたアイエンターは、中小企業を対象としたITコンサルティングサービスを提供する企業です。システム開発からIoT、AIの実装までを手がける開発力が強みとなっています。

同社ではIoT水質センサーの提供を行っており、水温・塩分濃度などをリアルタイムで計測して、スマートフォンで確認ができる仕組みを提供しています。そのほか、漁業者の勘や経験を見える化し、漁獲物や加工物の高付加価値化や現場の担い手確保を目的とした「水産DX支援」も手がけています。こちらのサービスでは、ICTを活用することによって、これまで得ることができなかった漁業活動や漁場環境の情報を効率的に収集することにより、資源評価と管理を行っていくことを可能にしています。

株式会社日立ソリューションズ東日本

株式会社日立ソリューションズ東日本画像
引用元HP:株式会社日立ソリューションズ東日本公式HP
https://www.hitachi-solutions-east.co.jp/index.html

1984年に仙台で設立された日立ソリューションズ東日本は、デジタルシステムやサービスを通じ、企業活動や社会生活を支えるソリューションの提供を行っています。

同社は、水産卸売市場荷受情報システム「uniSQUARE TNS」を提供しています。このシステムは、水産卸売市場の荷受け会社の販売管理業務に特化した基幹情報システムであり、荷受け業務をサポートするという役割を持っています。オンプレミスでもクラウド型にも対応していることから、ニーズに応じて導入形式を選択可能。導入により、営業効率の向上やペーパーレス、リアルタイムの統計、環境変化への対応、コンプライアンス対策といったように、さまざまな効果が期待できます。

株式会社EZO CREATE

株式会社EZO CREATE画像
引用元HP:株式会社EZO CREATE公式HP
https://ezo-create.co.jp/

EZO CREATEは、ホームページ作成やデジタルサイネージの運営・保守・制作に加えて、スマート水産業システム TALLYの提供を行っています。TALLYは水産加工の現場向けのトレーサビリティシステムであり、多岐にわたる機能が搭載されています。その上で自社の業務に合わせて機能を選択・カスタマイズできる仕様とすることで、低コストでの導入を実現しています。また、基幹システムとの連携にも対応しています。

TALLYを活用することによって、タブレットやQRコードを使用して入荷から出荷までの流れを一元管理できるようになる点に加え、リアルタイムでの在庫管理にも対応。過剰在庫を防ぐとともに、品質管理にも一役買ってくれるシステムであるといえます。

まとめ:基幹システムの価値について

基幹システム開発では、業種ごとに起こりがちな事業課題を明確に抽出し、解決していくことが重要です。

このサイトでは、企業の業種・目的に応じて基幹システム開発を行ってくれる会社を、業種別に3社おすすめしています。
会社の状況にあった適切な企業選定にお役立てください。

企業ごとの悩みを解決する
基幹システム開発会社3選
製造業・金融業など
大規模な刷新が必要な
企業に
ULSコンサルティング
ULSコンサルティング公式HP
画像引用元:ULSコンサルティング公式HP
(https://www.ulsconsulting.co.jp)
デジタル&IT戦略立案

デジタル戦略立案から老朽システムのクラウド刷新、大規模基幹統合まで対応し、データ活用経営とコスト削減を実現します。

古いシステムのクラウド化
技術革新・DXが得意
大規模開発の実績多数

大手金融業・製造業企業の支援ノウハウあり。世界中の生産拠点の情報統合・可視化により、データを活用した経営を強力に進めます

20年前のシステムも刷新OK

古くなってしまったシステムを現在のIT技術でクラウド化し、自社データセンターの廃止など、大幅なコスト削減を実現します。

医療・教育機関など
情報保護を重要視する
企業に
GeNEE
GeNEE公式HP
画像引用元:GeNEE公式HP
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飲食業・小売業など
資金・人的資源の少ない
企業に
エイ・エヌ・エス
エイ・エヌ・エス公式HP
画像引用元:エイ・エヌ・エス公式HP
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低コストでのシステム導入

初期費用ゼロで業種特化型システムを導入でき、運用代行も可能なため低コストかつリソース不足を解消できます。

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基幹システム
開発会社
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